講 師  久保 良美 氏(久保歯科医院 副院長)
と き  2020年10月29日(木)19時30分~20時30分ごろ
ところ  オンライン会議システム「Zoom」にて開催
対 象  石川県保険医協会 会員(先着30人)
参加費  無料
申し込み 必要事項(所属、氏名、事前質問がある場合は記載ください)を明記し、下記の参加フォームもしくはメール(ishikawa-hok@doc-net.or.jp 宛)にてお申し込みください。締切日は10月19日(月)ですが、定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。なお、事前質問がある場合は、9月30日(水)までにお申し込み下さい。

ご案内

 昨年の食物アレルギー講演会にて、講師の武石大輔氏(城北病院小児科)は、「食物アレルギーが年々増えている実感があり、その理由として、きれいすぎる環境がある」ことをあげられた。「生まれた時は同じ細胞が感染とアレルギー担当細胞に分化するため、感染対応の必要度が少なくなればアレルギー対応の細胞が増えているのではないか」とも指摘された。また、「アレルギー反応が起こってしまうのは、湿疹などのバリアが破壊された皮膚から抗原が入ってくることが原因であり、逆に腸から抗原が吸収されるとアレルギーを抑える方向に働く」とも話された。

 今回、久保先生には、2013年のスウェーデンの出生コホート研究から発展した一連の、地道に積み重ねてこられた研究の質感をお話して頂く予定である。アレルギー予防の観点から親の唾液がどんな振る舞いをするのかという論点にも興味がそそられる。

 大人から乳幼児に唾液を介してピロリ菌や虫歯菌(ミュータンス菌)などが感染するということについても議論が巻き起こることも期待している。奮ってご参加ください。