5月29日、参議院本会議で健康保険法等改正法が成立しました。本改正法には、療養に要する費用のうち一部を保険給付の対象としないことができるとする一部保険外療養制度を「保険外併用療養費」制度の一類型として創設することなどが盛り込まれており、この一部保険外療養制度の一例として、「OTC類似薬を用いた療養」を位置づけています。一部保険外療養制度は、「必要な医療はすべて保険でカバーされるべき」という国民皆保険の原理に基づく「混合診療禁止原則」に抵触し、医療保険における今後のさらなる「保険外し」と患者負担増に道を開くものと言えます。
当会は地域医療の充実に責任をもつ保険医の団体として、「一部保険外療養」の創設に反対する旨を声明を6月17日に発表し、首相、厚生労働大臣、報道関係等にも送付しました。
