能登半島地震で半壊以上等の被害を受けた方には現在、医療の一部負担金が免除される特例が出ており、免除の期限は6月末とされています。国は免除を行った場合の保険者への財政支援を9月末まで延長する旨を3月31日に通知しましたが、免除の実施は各保険者が決定するものであり、2025年7月以降に免除を行う保険者はまだ公表されていません(2025年6月17日現在)。保険者によっては財政上の理由で、6月末で免除が終了となる可能性も否定できません。
一部負担金に関するアンケートを実施中
石川県保険医協会では7月以降の免除延長を求めて、被災者の一部負担免除に関する患者対象のアンケート調査、医療機関対象のアンケート調査を開始しました(回答締切6月末)。開始からわずか1カ月半で3,600通を超える回答が寄せられており、免除が終了したら「生活費を切り詰めて医療費にまわす」「受診回数を減らす」「受診せず我慢する」などの切実な声が多数寄せられています。
石川県や市町等に免除延長を要望
当協会ではこのアンケート中間報告をもとに、石川県健康福祉部や市町の首長・担当課長との懇談を重ね、「免除延長」を求める要請を行っているほか、アンケート中間報告の記者発表を行いました。以下に要望書とアンケート中間報告を掲載します。当協会では今後も、国・自治体等に免除の継続を求めています。皆様のご協力を宜しくお願い致します。
