作・つまようじ/『石川保険医新聞』2019年8月号掲載

院長「暑い!今年も暑いのぅ…」
師長「そうですかねぇ…まだ朝は涼しいですよ」
院長「ほんまかいな!?ワシはもうすでに暑い!医院のクーラーをつけたい!」
師長「院長そもそも暑がりすぎなんですよ!」
院長「あんたは寒がりすぎや!ワシはもう限界や!!」

 

 

-翌日-
師長「ううう…さぶっ…なんなのコレ?」
院長「いや~、むっちゃ快適♬夏はこうでなくっちゃ!」
師長「クーラ―強すぎですよ!患者さんはこの寒さで上半身裸になるんですよ!医者にきて風邪ひきます」
院長「そうかのぅ…」
師長「家で寝るときもこんな感じなんですか?」
院長「ワシはクーラーがんがん効かせた部屋で毛布にくるまって寝とる」
師長「先生…良いもの買ってきます。試してみてください!」

 

 

師長「先生これです、ハンディ扇風機!」
院長「なにコレ?こどものおもちゃかい?」
師長「違います。これでもキチンと風が来ます!まずはお試しあれ!」
院長「おお!結構涼しい!」
師長「ボタンで強弱と2段階調節が可能です。ストラップで首からぶら下げられます。薄いから胸ポケットにも入ります」
院長「へぇ~。ワシだけ涼しいのが良い!」
師長「そうなんです。小さいから、他の人にまでは風は届きません!」
院長「おひとり様向きや!」

 

 

師長「必要かどうかは置いといて…LEDで羽が光ります!!」
院長「いらんやろ…」
師長「USBで充電可能です!電池じゃないので総重量75gです」

 

 

師長「縦置き、横置きでも使えます!」
院長「おお!しかし風力が強いと反作用でワシから遠ざかっていく…」
師長「ま、そこは軽すぎるゆえのご愛敬で…」
院長「どこででも使えるし、使う人によって便利さが広がりそうだのう!!」

 

 

 

師長「ふぅ。これで院内の温度調整問題も解決…ン?」
院長「ごふっ…風邪ひいてしもうた」
師長「え?クーラー弱にしたんじゃ?」
院長「温度設定はいつも通りに、ハンディ扇風機追加して寝たら…」
師長「最初バカにしていたのに…かなり気に入ったんですね…」
院長「……ごふっ」

 

 

 

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