作・つまようじ/『石川保険医新聞』2019年4月号掲載
師長「先生!大変です!心電図計が動きません!」
院長「なぬ!ほんまか?ついに…20年モノやからな…」
師長「これを機会に新調しましょうよ」
院長「うむ…わかった…しかし、今年度は予算がない!」
師長「先生!心電図計がないと住民健診ができませんよ」
院長「むむむむ…困ったなぁ。去年は他の設備投資がかなりかかったし…」
師長「設備投資って…あの赤いアウディのことですか?」
院長「!?と、とにかく中古でもなんでも、安いやつを探してみるから…」
―2日後―
師長「先生、H社のK君が面談に来ました」
K君「先生、お久しぶりっす」
院長「さっそくだが…電話で話した通りだ!良い出モノはあったか?」
K君「一つだけありました!先生の条件は…」
院長「そう。安くて、使いやすくて、できればペーパーレスのヤツ!」
K君「ペーパーレスって言いますけど…従来型だったらプラス50万ですよ」
院長「わかった、わかった。で、どんなん持ってきたんや…」
院長「これかい?…心電図計なんか?」
K君「本体です。コード類、モニターなんかとツナぐとこんな感じになります!」
院長「ほぉ!こりゃコンパクト!なるほど!モニターはタブレットなのか!」
K君「データを本体からWi-Fi経由で直接飛ばしてます」
師長「あのバカでかい心電図計がこんなに小さく!」
K君「従来型は印刷機能でスペースを食いますから。ペーパーレス化の恩恵大です」
院長「タブレットでこんな風に見れるんだ…見やすいな」
K君「専用アプリをインストールするだけです。判読ソフトも込みです!」
院長「それは…すごい!!」
院長「こりゃあ!すごい!心電図のデータベースとしても使いやすい!」
K君「クラウド化されてるので、スマホ、タブレットなどで共有も可能です」
院長「おお!そんならこの心電図計専用のタブレットが必要になるな!!」
師長「新しいタブレット…院長、まさか本当に欲しいのはソッチなんぢゃ…」
院長「…(キラリ!)」
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