作・つまようじ/『石川保険医新聞』2019年6月号掲載

師長「先生、何か探してるんですか?」
院長「医院用のスマホが見当たらんのだ!知らんか?」
師長「往診車の助手席でさっき見ました。スマホなんて高いもの、置き忘れたらいけません」
院長「個人用と医院用のスマホ2台持ちは重くて、つい…な」
師長「片方ガラケーならなんとかなりますかね?」
院長「患者さんや施設からの連絡方法は様々だからな…結局スマホだね。良い方法はないかのぅ…」

 

 

K氏「H社のKです。院長、お呼びで?」
院長「医院用のスマホを常に持って歩くのが面倒でなぁ。なんか良い道具はないかな?」
K氏「ございます!」
院長「そ、即答とは心強い!極小スマホでもあるんか?」
K氏「スマホはデカくなる一方です。もう4インチ台のモノはそうそうありません」
院長「では、ガラケーか?」
K氏「はい。ただし3台目のケイタイになります。正確には2.5台目に…」
院長「2.5!?台数が増えるのか?それは…ちょっと…」
K 氏「とりあえず、明日お持ちしますよ」
-翌日-
K氏「先生、お持ちしました。こちらです」
院長「え!?…小さッ!!!!」

 

K氏「アンドロイド系スマホの子機として活用可能なガラケー、重量わずか55g!ワイシャツの胸ポケットに入ってしまいます!」
院長「おお!これはカサバラない!!」
K氏「電話、ショートメッセージが可能です。メインのスマホが親機で、親機に全て記録が残ります」
院長「え!?では、スマホも一緒に持ち歩くのか?」
K氏「いいえ!そこはうまくできておりまして、2台を一緒に携行しなくてもそれぞれ着信、発信が可能です。元は1回線なので同時には不可能ですが」
院長「つまり、個人用のスマホとこのチビガラケーがあれば…とりあえず医院を離れられる!!ずいぶん軽くなった!」

 

師長「先生、スマホカサバリ問題が解決してよかったですね?」
院長「……」
師長「あれ?どうしたんですか?また、探し物?」
院長「チビガラケーが…見当たらん!」
師長「…小さすぎ…て・か!?」

 

 

 

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